ぬい活・ぬい撮り文化の普及とともに、自作ぬいを作る方が増えてきた今日このごろ。
とはいえ、ぬい作りは少し特殊な生地を使ったり、立体物を作るという難しさから、
その制作のハードルの高さに尻込みしている方も多いのではないでしょうか。
この連載では、少しでもそういった方の助けになれればと思い、
本サイトのキャラクターである「ナビィ」のぬいが生まれるまでの過程をまとめていきます。
キャラクターの構想を練ろう
ナビィは本サイトのオリジナルキャラクターのため、まずはキャラクターデザインを決定するところから開始しました。
コンセプトを考えよう

こちらは本サイト「NUBBY」のロゴマークです。
「ぬいぐるみ」と聞いて多くの人が連想するであろうテディベアのモチーフと、
ナビゲーションから連想した、マップなどで使用されるような目的地のアイコンを組み合わせています。
ちなみにNUBBYという英単語は「(物や生地などの表面が)でこぼこした」という意味です。
- ぬいぐるみの「NU」が入っている
- 生地がでこぼこしているという意味であること
など、まさにぬいにぴったりだと思い選びました。
キャラクターにオリジナリティを出したかったため、
このロゴマークのイメージを反映にしたデザインにすること、そして名前もサイトと同じ「ナビィ」にしよう、ということを決定しました。
キャラクターをデザインしよう
決定した事項を元に、頭の中にイメージをふくらましていきます。
あえて大きい頭身でラフを描いてみたり、ヘアカタログを見たりと試行錯誤を繰り返します。
ラフをかこう
そして、できあがったラフがこちらです。

サイズ感は外に連れていくこともふまえ、小さめサイズの11cm程度に。
ロゴマークのデザインは「くまみみ」「瞳孔をロゴの形(※くまみみ無し)」にすることで反映しました。
※刺繍をする際の再現性をふまえ、瞳孔の形にはくまみみ部分を反映していません。
ラフは手書きで行い、スマホで撮影してパソコンに取り込んでいます。
すでにぬいぐるみにしたい「推し」がいる方や、自分でオリジナルのキャラクターを作成している人も、
ぬいぐるみサイズでのデザインの描き起こしは行うようにしましょう!
完成図を作成することで、イメージがぐんとつかみやすくなります。
ラフを清書しよう
パソコンに取り込んだラフを元に、線画を綺麗に描き起こしていきます。
作業には「Illustrator」というデザインソフトを使用しています。
同時進行で全体のカラーも検討していきます。
カラーは、サイトの雰囲気に合わせ、基本的にモノトーンでまとめていきました。

ここで大事件(?)発生!
線画を起こし、着色をしていく中で生まれる様々なバリエーション。
当初はウルフカットにしていた髪型ですが、他の髪型も捨てがたく紆余曲折が続きました…

ヘアカラーに関しても小一時間悩みましたが、結果、こういったデザインに落ち着きました!

連載告知
さて、これでぬいぐるみのデザインが決定しました。ただ…
デザインが決まったはいいものの、この後はどうすればいいの?
手芸は苦手だし、型紙なんて作れない…
市販のぬいぐるみのようなあのふわふわの生地は、どこで売ってるの?
と、お悩みはつきないかと思います。
本連載では、そういったお悩みにも触れながら完成を目指していきたいと思いますので、
ぜひ更新を楽しみにしていてください♪